海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

あとさきの跡

「その話をしないで」と
家族の話をしないでとお願いはしたものの。


以前から、私が、家族に嫉妬して不機嫌になると、
明らかに彼も不機嫌になっているような、気がしてた。



だから、なんとなく言えなかった。
だけど、必要に迫られて、だからいよいよ話したけど。


一瞬は話せて良かったと思えたと思ったんだけど。
あのとき幸せに思えたのは、ただあの一瞬だけだったみたい。



もともと彼は自称『冷たい人』。
私としては、私がこんなだし、そこまで気にしてなかったのだけど。


たくさん優しいし、大切にしてもらってると思ってたから。
私がこんなだから、何度も落ちるけど、ちゃんと救ってくれるし。
そこまで彼の冷たさを意識することはなかった。
なのにどうして『あえて』アピールするのかは不思議だったけど。


実際何度も落ちてもちゃんと救ってもらっているし、この間だってそうだった。
私がすぐ不安定になってしまうのも、まるでもう恒例行事のよう。


もう少し私がこういう風にならないように上手く出来たらいいんだけどね、なんて言うから、はっと思った。言わなきゃって。そこは声を大きくして言わなきゃって。
「もっと甘やかしてくれてもいいんだよ!」
なのに。
「厄介な人を好きになっちゃったねw」
なんて、可愛くないこと言う。
もう。
もしも、わかったよ、なんて言われた世界を想像したら焦がれた。


夢みたいな世界。
最強か。
現実にならなくって、とっても残念だけど。


でも、『約束』は出来たんだから。
もう私は防波堤に護られるはずだって思っていた。
幸せだったんだよね。一瞬とはいえ。



だけど。


翌日、LINEが減った。
もちろん、偶然の可能性もあるんだけど。
そうじゃない可能性も懸念してはいた。
少し神経質になっていた。
やっぱり。
その次の日も、LINEが減った。
その次の日も。
この頃は日中の『とある時間』にLINEをくれることが多かったのに。
私がその話をした途端ピタッと3日連続で偶然止まったりする?
そして丸一日LINEが来ない日が来て、週末へ。
土曜日の夜にひとつ。
そして、ゼロへ。


『厄介な人』の顔が浮かぶ。
これもわざと冷たくしているの?


厄介な人に言った言葉も思い出した。
「家族の話をしないで」


もしかして。
今、家族と一緒にいるから連絡しないってことなのか。


例えば週末家族と用事があったとして、でもその話は私にしてはいけないんだから、連絡の間が少し空いたとしても彼の中で私に何も話さないってことになったのか。


それって・・・
気持ちが竦む。


彼には家族があるんだから、いつでも家族の中にいるんだから、
彼のほとんどを拒否してしまったことになったんだろうか。



これは勝手に思い込んでたことだけど。
金土日と連絡がほぼ来なくて。
もしも金曜夜から、家族で旅行だったりしてたら。
「家族の話をしないで」と私が言ったんだから、
その通りにするよね。
連絡しないよね。


そういうことも、あるんだって、思った。


・・・じゃあ今度の夏は、どうなっちゃうんだなんて、思ったら怖かった。
連絡途絶えて、心配したあとに、「長期休暇だったけど?」なんて言われてしまっても仕方ないかも知れないなんて、なんて、思ってしまって怖くなった。


私、とんでもない『約束』をしてしまったのかな。



そして週が明けた。
間の悪いことに、以前「週明け火曜日は私時間取れるよ」と彼に伝えてしまっていた。
予定確認してみるね、と言われたあとその件は何も話は進展してなかった。
週が明けたら月曜日、私が逢えるよと言った日の前日だった。


彼からLINEが届く。
『とある時間』にも。
それまでくれなかった時間のくせに。


だから思っちゃった。
普段は連絡くれないくせに、逢える前だけ連絡するんだ、って。


前回落ちた記憶も生々しい。
セフレとかなんとか。
そのあたりのあれこれはきちんと落ち着いたはずなのに。


平日から土日までの連絡の減少。
減少の意図。
逢える日の前日に限って増えた連絡。


悔しくてここから既読スルー。
こんな状態で逢える訳なんかない。


またもや簡単に陥った。
すっかり被害妄想レベル。


なんて。


うじうじじめじめしないで、
花火のように爆発が綺麗と思えるような、
そういう風に怒ってやる!!って思って・・・


結局、いつも通りの、私。



悲しかったな。
成長できない自分。


伝え方、ダイジだと思う。
後味の良い伝え方、きっと幾らでもあると思うのに。


難しい。
私はこんなだから。