もぐもぐ
ランチデートの前夜。
というかもうその未明。
この日も寝落ちた私。
目覚めた後、気持ちはやっぱり重いんだけど。
寝覚めが何故かすっきり。
これがいけなかった。
つい、ネットにアクセス。
そこでよせばいいのに余計な情報を知ってしまう。
彼の。
何をやっているのやら💧
こんなアクション一つから、
余計な連想が連想を生む。
みるみるテンションダダ下がり。
真夏の空に湧き上がる入道雲みたい。
もくもくもくもく。
真っ黒な気持ちがふくれあがった。
たまたま見かけただけ。
こんなこと気にしちゃだめ。
・・・ってわかっていても。
みるみる落ちる。
すっかりもうランチ、行きたくなくなってしまった。
逢いたくない。。。
どんよりの、未明。
もうまもなくの早朝には動き出さなければならないのに。
私、やや少食で。
精神的にダメージ受けると、ほとんど食べられなくなってしまう。
ランチデートの名目で逢って、
ほとんど食べられないとして、
こんな状況で逢う意味あるのか、考えてた。。。
朝、何も食べれず。
飲み物も口に出来ず。
だから、ランチタイムには少しはお腹減ってるかも!
と、前向き観測。
辛いなって、ブログにぶつけちゃおうかなって思ったけど。
以前もそんなブログ、書いたことがあって。
あのとき、いっぱい背中押してもらっちゃった。
あのとき、本当に嬉しかったから。
あのときのこと、思い出した。
顔も知らないけど。
声も知らないけど。
でも響く。
今きっとこんな風に言うかな。
もしかしてこう言われたりして。
なんて。
思って。
もぐもぐもぐもぐ。
辛い気持ち、呑み込んでみた。
いつも私、ブログで励ましてもらった。
嬉しかった。
そのときの気持ちを思い出して、持ち直す。
どうにかテンションプラマイゼロくらいまで、
立て直す。
大丈夫。
勝手に落ちて勝手に元気もらった。
みなさんありがとう♡
なんて言っても、「???」かな。
「怒ってるの?」と彼。
怒ってないよ。
でも彼にしてみても、「???」だろうなあ。
イタリアンのお店で向かい合って。
私だけ、スパークリングを頂いて。
いつもよりだいぶタイトなランチタイム。
いつもはゆっくり出来るように、時間を作ってくれているから。
わかってる。
私のパスタを彼にほとんどお裾分け。
「配分、おかしいでしょ~!」
「罰ゲームだもん♪」
「???」
やけに暑いお店。
クーラーが頑張り切れてない。
私でさえ暑いと思うんだから、
彼も暑いだろうなあ。
テーブル越しに彼が私に腕を伸ばす。
汗ばんでるから触っちゃやだ~って言ったら、
じゃあでようっていこうって。
外の方がもっと暑いけど。
触り心地のひんやり冷たいタオル、
買ったのに持ってくるのを忘れてしまった。
余計なこと、考えてたせい。
外は暑くて。
溶けそう。焦げそう。
そんなことお構いなしに、
ぎゅーぎゅー抱き寄せるように、歩く彼。
しっとりする身体が気になってしかたないんだけど、
そのことも人目も気にならないかのように、
身体が浮いちゃうほど抱き締められて、
引き寄せる。
そして死角と呼ぶにはだいぶ開放的な、片隅でキスをした。
真昼間の眩しすぎる日差しの中。
目を閉じてても、眩しい。
こんなに眩しいキスを過去かつて私はしたことないと思った。
今年はいつもより、夏が早い。
ふと気付く。
最初の夏も、2度目の夏も、
盛夏の頃には既にズタボロだった。
今年の夏が早く来たせいもあるけど、
こんなに夏を強く感じながら、
彼と逢ったことなかったんじゃ?
降り注ぐ眩しい日差し。
・・・日傘差したいな、なんて思いながら。
(これも持って行くの忘れたという。。。)