昨年の、私のデート納め
今更ですけど。
忘れないうちに書き留めたものの、UPするタイミングを失っていた、『昨年の私のデート納め』
今少し低迷している気持ちに、栄養ドリンク。
自給自足。
この記事みたいな気持ちに戻れますように。
***
寂しくて人恋しくて、・・・少し悲しくて、彼に縋った年の瀬。
逢いたくて。
終わったはずの年内最後のデートだったのに。
もう一度逢えることになった。
2度目の年内最後のデート。
時期が時期なので、だから逆にいつもより手筈が整ってしまって時間に余裕が出来た。
『お部屋に直行』デートではなく、
『ちょこっと飲んでお部屋に行く』デートでもなく、
『いつもよりはちょこっと飲めてお部屋に行ける』デートになった。
「カラオケはいいの?」って。
ん? ああ、そっか。
当の本人が忘れてしまうくらい前にそんなことも話してた気がする。
私が言った何気ないことも覚えててくれることが多いこの頃。
ほんと、彼氏だなあ!
でも今日は飲みたいの。←※注)いつも飲みたい
並んでてくてく歩いて角を曲がったら目の前に、予期せず飛び込んできた光のオブジェ。
わああ・・・って一瞬息を呑んだ。
綺麗で見惚れて思わず息を呑む。
イルミネーションデートもしたいなあって思ってて、でもこないだのクリスマスデートがすごく嬉しくてこれ以上もう何か望むなんてバチが当たっちゃうほど幸せだったから、イルミデートはまた今度いつかのお楽しみにとっておくことにしたつもりで。
だから。
思いがけずきらきら見れて、嬉しい。
綺麗だねって振り向いたらすぐ目の前に『海』の顔。
キラキラ光る光のオブジェに浮かんでいるはずの私たちのシルエット。
ムードが絵になる。
唇が触れそうになる、寸前に慌てて顔を背けた。
雰囲気に呑み込まれそうになってしまって慌てた。
明らかにあからさまに人通りなんて多い。
すぐ横の車道には渋滞の車の列。
絶対無理
なのにまたすぐ肩を抱き寄せられ、頬に伸ばされた手。
その手に顔を引き寄せられて、また近付きそうになって。
ダメだってば
無理だよ~
どうしたの?
強引でいたずらな彼。
私を困らせて楽しんでるのかと思って、顔を見たら。
少し拗ねてる顔してる。
え・・・
そして自分の頬を指差した。
頬にキスしてって言ってる。
こんな人の往来の中で?
それもやっぱり、やっぱり無理で
「寒いからどっか入ろうよ」って照れながら取り繕うように歩き出そうとする腕を取られて引き寄せられて、ハグ。
このくらいならいっか・・・
恋人同志だもん。
おでこへのキスで我慢してもらう、彼の腕の中。
好きだよ。
今日も一緒にいてくれて本当に嬉しい。
ありがとう。
何もかもを出来る訳じゃないけど。
出来得る限りはしたいんだって想っているよ。
しかーし。
今日のこの日までに仕事納めを済ましてる人が多いであろうと思われる金曜日。
どこも混んでて~。
狙ったお店はいっぱいで。
予約だけでいっぱいって。
むむ。
そんな予約確約で動けないわたしたち。
悔しいけど。
でも。
一緒に飲めるだけで嬉しいもん。
飲みたい気分だった私は。
いつもより酔ってしまった。
いつもより飲んだわけではなかったから、
ちょっと弱っていたんだろうなと思う。
これ以上飲んだらやばいなって、気付いていたけど。
わかっていたけど。
呑みたかった。
だって、呑みたかった。
目の据わった私。
このところのやるせなさを酔いに任せて彼にぶつけた。
彼の方は、酔ってるのかなんでか怒ってるのかわからないって困惑していたみたいだけど(笑)
ごめんね(笑)
そんな気持ちに付き合わせるつもりだったから。
私の気持ち、受け止めて欲しくて。
次にお部屋に行った頃にはもうふらふらで。
身体を彼に預けたら、本気でぐるぐる世界が回ってしまった・・・
飲み過ぎちゃった。
くるくるぐるぐる。
落ちる身体と意識。
本当はその数歩手前がいちばんいい感じなのに。
完全にファウル。
ぐるぐるって。
お水飲みたい・・・
ぐったりの私。
朧げに口移しでお水飲ませてもらって。
少しづつ、戻る意識。
ふわふわ
どうにか
『いちばんいい感じ』に戻る。
そしてめいっぱい彼に甘えて、縋る。
耳と首筋は、私もやっぱり弱い。
そして。
耳と首筋と同じか、それ以上に弱い場所。
私も知らなかったその場所を、彼もきっと気付いてる。
私だって知らなかったんだから、それは彼しか知らない場所。
私のことを間違いなくいちばん知ってくれている。
嬉しい。
大好き。
来年もいっぱい一緒にいよう。
いろいろあるかもだけど、一緒に乗り越えよう。
出来る限り傍にいて欲しい。
出来る限りずっとずっとずっと一緒にいたい。
離したくないから離さないで。
来年も一緒にいっぱいいれますように
大好き過ぎて、離れ難いさよならの時間。
前回帰るのを諦めてくれた彼だから、今日は帰してあげなきゃ。
ぎゅ・・・っ
彼のコートを掴んだ右腕に自然と力が入ってしまう。
割り切れない思いが溢れそうで。
ぎゅって右腕に注いだ想い。
『時間』が告げる、おしまい。
時間なんて止まってしまえばいいのに。