海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

宵越しのリレー


朝が来ると。
眠気と戦いながら覚醒しつつ。
朧げに朝の予定を思い浮かべる。
朝ごはん、何作るっけ~
急ぐこと、大変なことあったかな~
その日やることを思い出しながら。


と一緒に。


『海』のこと、思ってる。
朝からね。
だって夜まで、眠る直前まで、考えてしまっている。
もしくは囚われている。


大抵LINEなりチャットなりしてて眠る間際まで彼の密度はずっと濃い。
・・・これって少し異常?
ただし、常に楽しい幸せな感情に満たされているとは限らない。


来なかった連絡やあんまりな態度に打ちひしがれてることも多い。


朝は、その確認からはいる。
昨夜最後にどう思ったんだっけ・・・って。


連絡待ちながら寝たんだった・・・とか
悲しすぎて逃げるように寝たんだった・・・とか
昨夜に途切れた記憶を辿って、気持ちのバトンを受け取って朝が始まる。


楽しい、幸せな、気持ちのバトンのときもある。
今朝なんかはすごく幸せが引き継がれた朝が来て、このバトンの確認なんてもう要らないんじゃないかと思ってしまっていて。思った。


だって今まで直前まで3連休のあの件でもやもやしてたこと。
ちょっと嬉しいと浮かれちゃうから、戒めよう。


3連休、家族で楽しそうに過ごした彼、その話を聞かされた私。


そんな話を言わないでとはお願いしたことはなかった。
そんな話を聞かされてしまうと、まだただ悲しい。
悲しさに泣き叫びそうな自分を支えるのがせいいっぱい。
せめて平静を装うくらいは出来るようになったみたいだけど。


この事実は、どうしようもできない事実。
気にするか、気にしないか、気にならないか。


既婚者同士の恋愛なんだから。


聞いても、聞かなくても、聞こえない振りしても
根本は一緒。


「それが嫌ならこんな関係辞めるしかないんじゃない?」


そう、言われる気がした。
世間に、一般常識に、そして『海』にも。


知ってて付き合ってるんだから、それなりのこと覚悟してるでしょって。
ごねるのはルール違反。


だからせめて聞きたくない。
そう思って、ずっとそう言えなかったけど、言われるたびに無言になってしまう私に気付いてくれてるんだと思ってたんだ。


やっぱり向き合わなくてはいけない。
でも、今はまだ無理だった。
だけど。


私が、悲しいって言ったら、『海』は受け止めてくれるような気がしている。
「それが嫌なら辞める?」なんて
言われないような、気がしてる。


それが少し、心強い。


まだ言えないけど。



私の心に、あんなにもやもやしていた心に、たくさん彼の気持ちが降り積もった。
はらはら舞うように、埋め尽くすような、彼の気持ち。
まるで雪のように、降り積もって。
心の景色が堆積された。
優しく、幸せに。
もやもやは、その下へ埋もれた。


消えたわけじゃないけど。


でも、今朝は幸せな目覚めだった。
それでいいのかもなって、思った。




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