海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

白い日

思い出をとりまとめよう。


デートに誘われて、迷い抜いた私。
好きな人に誘われて、会わないなんて選択肢はない、なんて愛あるドストレートなお話も聞けて。


ちょこっとだけ、そう発想するに至れない、いたらない自分が情けなく・・・


正直言うと、確かにそうだった。
そんなに衝動的に逢いたいと思えなかった。
逢って壊れてしまうのがいやだった。


たくさん明るい方はいっぱいいらっしゃって。
きらきら眩しい。
ほんとうに素敵。


残念。
私はそうはなれないんだな。


頂いたコメントに、前を見ようって私を
私の背筋をしゃんとさせて下さって、
本当に嬉しかった。


好んで、『前向き』になれないわけじゃなくって。
もちろん、反発してるわけなんかじゃなく。
性質というしか。



すぐに『逢いたい』と思えなかったのには理由がある。


デートに誘われたその日は、ホワイトデー。
スケジュール的に、ホワイトデーだから誘ったわけじゃない。
たまたま、ホワイトデーだった。


ガトーショコラが頭をよぎる。
今回のもやもやはそこからまだ繋がっている。


私、その日を逃すと、日中はしばらく逢えなくなる。
4月になって、落ち着くまで。


逢いたかったなら、即答するに決まってるもん。
ガトーショコラが惑わせる。


あんなに苦しくて。
私には即答できなかったんだ。


いろんなことぐちゃぐちゃに考えちゃう私には。
だからこそ。
頂いたコメントが、嬉しかった。
『判断基準』、刺激が、より思考を活性化させる。
励ましてくれる思いがあるから、いい方に考えさせてもらえる。


実際に逢えて。


彼はいたっていつも通り。何事もなかったみたいに。
もしかしたら、『何か』話すのかなあって思ったけど、それもなく。
やっぱり私だけ、考え過ぎてたんだなってぼんやり思う。


まるで普通の日。


私は。
彼の一挙手一投足を。
言動や、その表情。
彼のすべてを。
もし手放したら、どうなるのかなあなんてぼんやり考えていた。
他人事みたいに。


会うって選択肢を選んだんだから、好きなんだよねって思いました。
違う。
会わないって選択肢を選んだら好きじゃないみたいで、慌てたんだ。


気持ちが逆の意味で落ち着いている。
今なら、彼と『お休み』出来るんじゃないかなって。
彼から離れられるんじゃないかなって。
ちょうど境界線にいたんだろう。
どっちに揺らぐ。


なんてホワイトデー。
目の前に差し出された。
紙袋と、チョコ。


これ、買うのが大変だったのらしい。
遅い時間に空いてるお店がここくらいしかなくて、
50人くらい大行列が出来てて・・・と。


この頃忙しいことは、知っていた。
終電にぎりぎり飛び乗ったことも、あるって聞いてた。


このデートの日がホワイトデーじゃなかったら、
そんな大変なことさせなかっただろうか、なんて考えていた。


多分、その時間のその行列からして、
間際に買ったんだろうなと思った。
綺麗な紙袋が、真新しくて。


デートは突然決まったかも知れないけど、
ホワイトデーが3/14なのって、突然決まったわけじゃないし。


でも、私のせいで無理させちゃったのかなとか、
気を使わせちゃったのかなとか、
『ホワイトデーだから』って。


彼の行動が嬉しくて苦しい。
別にコンビニのチョコ1個でも全然嬉しいのに。


私のためにその大行列に並んだって。
どんな気持ちで並んだの?
私のためにそんな大変な思いして・・・


・・・ってもうちょっとで言いそうになった。
あぶないあぶない。
私のため『だけ』とは限らないんだった。
彼には他にも返す相手がいるんだった。
あぶないあぶない。
自惚れてしまうとこだった。



そしてあんな夢を見たんだろう。
心が引き裂かれるような声が響いた、夢。


なんて叫んだのかまでは聞き取れなかった。



私、どうなっちゃうのかなあ・・・
わからないまま、
わからないからこそ、
感じていることを記事に残しておこうと思って。
記事にした。


書いている、途中で彼からLINEが届く。


「少しは元気出た?」


そう言われたんだった。
そう、ちゃんと気にしてくれる。
それは、いつもなのにね。



そしてそのとき書いた記事で、嬉しい再会が果たせたの。


そんなデートだったのでした。