微睡
ちょっぴり眠めなこの頃。
こないだ『海』とお部屋デートしたとき、
ベッドに2人でごろんてしたら、
寝ちゃうかも・・・って思っていたら、
まさしく寝てしまった。
ぐー
きっと、寝ちゃうかもなんて心配するよりも早く寝たかも・・・
その後目が覚めるより先に、
朧げに意識が先に覚醒する。
今、朝だっけ?
今、夜だっけ?
このとき、
まだ夜だったはず!!って
飛び起きるときは、かなり切ない。
たいていそういうときは時計の表示は無常にAMの数字を示す。
彼からは遥か昔に来ているLINE。
私の眼の中で圧迫しそうなコンタクトレンズ。
意識が落ちた場所によっては、身体も痛む。
この虚しさはとても自業自得。
溜息の夜。
夜な夜なこんな思い、繰り返してしまった。
いわゆる、不毛な夜。
でも、そのデートの時は。
目覚めるより先に覚醒した意識が気付いた。
海といるのに寝ちゃってるんじゃんー!!💦
きゃー💦
って思って、慌てて目覚める。
「やだ💦寝ちゃってた・・・っ」
そう言う前の一呼吸、
目覚めた直後の一瞬、
確かに慌てたけども、
彼の腕の中で目覚める幸せが、あった。
瞬間的に拡散した幸せが。
彼の腕枕で、
ぎゅって抱き寄せられて、
寄り添って、
目覚めた目の前に彼の顔。
幸せが押し寄せてくる。
彼も寝てたのかな?
私が声出してなかったら、
彼は寝てたのかなあ。
寝てしまっていた後悔と、
一瞬で拡がって消えた、
それまでの幸せだった時間。
彼の腕の中で微睡んだのは、2度目。
私たち、きっと、
お泊りとかできないと思うから・・・
擬似的に朝の目覚め気分。
例えこれだけでも。
なんて幸せなんだろう。