海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

夏の思い出

もしかしたら逢えるかも知れなかった日。
が、
やっぱりダメになってしまったと思った日。


が、
その後やっぱり、逢えることになった。


具体的に言うと、最初は私次第だった。
私のPTAの作業を、もし1日で終わらせられたら、
空く日だったの。
私の思惑をまるで知っているかのように、
作業は順調に進んで。
2日分ぐらい、前倒して、作業完了。
やったー♡って思って彼に報告したら、
ごめんその日は・・・って、言われた。


言ったくせに。
miracle。
その日に逢えるよう、なんとか調整してくれた。


そんなこんなを経ての、叶ったデート。



やっぱり、夏だ。
ぎらぎら暑い。


デートの時はほぼ必ずシャワーを浴びてから向かうんだけど。
それなのに、虚しく、汗ばむ身体。


出来る限りの対策はしてるのに。
それ以上の熱さ。
暑い、熱い。
じっとりの身体がすごい気になる・・・


この日も彼のきまぐれで、
(ほんと、そういうこともうちょい早く言って欲しいのだけど・笑)
少し慌てたから、余計。。。


私の方が遅れて到着。


少し焦ったから、余計にね。


すぐにぴとって。
密着して並ぶ。


どきどき気になる。


このどきどきが、私にはすごい新鮮で。
炎天下のデート、ほんとうにそんなに今までなかったこと。


夏のデートって、こんなことを気にするんだなあって、
改めて思った。


眩しい日差し。
ぎらぎらの。


でも、これはビール、美味しそう!って、思った。



彼との日中のお部屋デートは、
待ち合わせは午前中。


なんなら出勤通学の人の流れを横目にしながら、
そういう場所へ、向かう。


私、酔わないとH出来なくて。


朝っぱらから、買うのはビール。
違和感にこっそり自嘲してた、少しだけね。


誰かと飲むお酒は好きだから。
一緒に飲めるの嬉しいから!って設定で。
演出して。
内心慌てて飲んでた。



でもこの日は朝から暑くて、ビールの違和感全くない。
むしろ、純粋に美味しそうって、愉しみだった。


夏って、こういうこと、
こういう風に思うんだって、思った。
やっぱり新鮮。
今までこう、思ったことなかったよ。
今まで夏を、味わえてなかった。



私に、夏の思い出が刻まれていく。


暑い暑い夏の。


家出る直前にシャワー浴びたけど、
またシャワー浴びなきゃって、思った、夏のせいで。



なのに。


お部屋に着いて、一瞬落ち着いて。
すぐ抱き寄せられてキスをして。


・・・あれ?


いきなり本気モード?


わあああ
って思いながら、
シャワー浴びたいって言いたいのに、


これは、
私に何も言わせないつもりなんだと、思った。


だって、ひとくちもビール飲んでない。



私が、H前にお酒をわざわざ飲んでるの、
バレてるのは、気付いてた。
冬とかね、
ビールさえ凍りそうな朝でも、飲んでるもんね。


少し、助走が欲しい、かんじ。
アルコールの。
それか、追い風か。
アルコールの。


じゃないと、恥ずかしかったの。


アルコールで、境界線ぼやかしたかった、って思ってた。


だからこの日、朝からビール日和で、とっても楽しみだったんだけど。


以前、言われたことがる。
酔う前の私を、抱いてみたいって。


その言葉を思い出した。
彼の思惑を思い知る。


たぶんそれ。


ただ。
単純に汗ばんだ身体、見せたくない触らせたくなくって。


じたばた。
ずっとキスで口を封じられて。


流されてく。


少しだけ、束縛が緩んだときに、
ほとんど涙目で、呟きかける。


シャワー浴びたかった・・・


もうそれ言う意味なんてほとんどなかったけど。
その言葉さえ全部言わせてもらえなかったけど。


「ダメ」


今までは。


酔わないと、恥ずかしかったんだけど。
でも、いつからかわからないけど。
よくわからないけど。


いつのまにか。
別に、『海』とはそんな次元、どうでも良くなってた。
海といると、そうなることが、普通、というか自然なことって。
当たり前のことって、受け入れられていたの。


だから。
このごろはお酒は、ただの趣味(笑)
もしくは、甘々になれる、ドーピング。


だから、そういう意味では彼の目論見はハズレ。
とはいえ、彼の予想通りの反応をしたと思う。


終わった後。
落ち着いた後。


はいって私にビールを手渡してくれる。
少しにやにやしながら。


「ごめん、我慢出来なかった」って嬉しそう。
「もおおお」って乾杯して。



ふとみると、ベッドが40cmほど、動いてる・・・?


夏だからね。
ポルターガイストも風物詩(違います・笑)