海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

惨めな夜

彼を待つ夜。
話したくて。


私、毎晩、お酒を飲む。


早起きには慣れてきた。
夜遅くまで起きるのは、
辛いまま。
眠いの辛い。
話せないの、すごい辛い。


気持ちと眠気がアルコールでぐるぐるまわって、
気付けば寝てたり。寝落ち。



そこを夫に襲われた。



でもね、前も何度かあったから。


全力で『そういう風に』ならないように、
避けてる、努力してる。
眠すぎて一瞬寝たいって思うときは、
子供のベッドに潜り込むようにしてた。
でも、最近の寝不足のせいで、
ベッドなんかに入ってしまったら、
ガチ寝してしまうのが常。
だからそのせいで、『海』と余計、話せない夜が続いた。


この日はとっても彼と話したくて、
頑張った。
いつ寝たのか自分でもわからないほど。


『海』と話したかった、から。



行為が、
早く終わるのは、とてもありがたい。
ただ終わった後がひたすら気まずい。
飲み過ぎたせいか、
悪酔いに変わったせいか、
アタマがぐるぐるして起き上がれなくって、
脱ぎ散らかした自分の衣類にくるまって
また床にうずくまって。


早くひとりにして欲しかった。


どうして。
「ごめんね」
とひとこと、リビングを後にした。


長い時間に思えた。


よろよろとスマホを手に取る。


LINEを確認する。


彼からは何も届いてなかった。
それどころか、
私が送ったLINEも未読のままだった。



初めて、私、
『メッセージの送信を取り消しました』


涙がなぜかぼろぼろ溢れる。


ふと、足音。
慌てて寝たふり。


夫が私にタオルケットを掛けに戻ってきた。


涙が止まらない。
でも、見られるわけにはいかない。


どうして。
涙が止まらないのもどうして。



久しぶりに、泣いたなあって思った。
そんな夜だった。



*:・゜。*:・゜*:・゜。*:・゜。



この記事を書こうか、なかったことにしようか、
すごい迷った。


別に、とりわけなんでもないのに。


全部、日常的に、ありえること。


全部、ふつーの出来事。
よくあること。


私が泣く必要なんかなかった、
記事にするほどでもなかった。



書けるって思って、書くと
涙が溢れたり。


じゃあいいやって思うと、
書けたり。



100%じゃない。
100%じゃないって証明。