海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

ふたつめの危機のこと

私たち、バレたことがありました。


頭が真っ白になりました。
・・・なんて嘘。
真っ先に思ったのは、何よりも強く考えたのは『彼に二度と逢えなくなるなんて嫌』でした。


こんな関係をしてる上でのリスクは把握しているつもりでいましたが、それがどれだけ実感を伴わない自覚であったか、思い知らされます。
こんな関係をしていなければ、おおよそ無関係でいられた単語に襲われる。
茫然と・・・してる余裕なんてなかった。


裁判所へ引きずり出されそうになるのを、彼が必死で止めてくれていた。
なのに私は現実を支えきれずに、崩れそうになっていた。
追いつめられてしまっていて、事実を抱えきれずにいた。
苦しすぎて日常を送れなくなる限界まで来ていた。


「もう無理かもごめんなさい・・・」

泣きながら言う私に
「凪の家庭を壊したくない。凪の家庭を守れなかったら、悔やんでも悔やみきれない」
そう言われて自分の弱いずるさを思い知る。


ごめんね。


彼のおかげで最悪の事態だけは免れたのでした。