海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

最後のデート


(去年の最後にした、デートのハナシ)


*:・゜。*:・゜*:・゜。*:・゜。




この記事のあとのハナシ。


このとき、
クリスマスの3連休に、落ちて・・・
このあとに控えてる、年末年始が
怖くて怖くてたまらなかった。


・・・からの
デートできたこと自体のミラクル。


ほんと、心底救われた。



年末の忙しい時期に、
突然翌日に逢おうなんて、
言える訳なんかない。


でも、叶えてくれた。


救ってくれた。



この日、いつもの平日デートとは、流れが違う。
(いつもの平日ならいつもの時間だから)
私が家を出る時間が、流動的だった。
でも、ここでもミラクル。
(有難いことです、ありがとうございます)
私が想定してたより早く、私は自由になった。


遅延する電車に巻き込まれてしまった彼と、
ちょうどよく待ち合わせられることになった。
ちょうどよく落ち合う。



でもね。
この日、
そもそも本当はちゃんと約束してなかったんだ。



この日の前日、というか明けて既に当日したやりとり・・・


彼に無理させたくない私と、
私に逢いたいって言ってくれる彼と、
話は平行線で終わったと思ったんだ。


そう言ってくれる気持ちだけで、嬉しい。


そう思ってこの日の私の用事に向けて準備してた。
ら。
彼からLINE。


「今から行くね」


ほんとにデート出来るの!?
慌てた。


1ミリも期待してなかったって言ったら嘘になるけど。
やっぱり無理だったって言われても受け入れられるように、
心、準備してたから。


今から行く


なんて言われても、私の方の準備はすぐ整わないよって
泣きそうになった、
だけどここでミラクル。


私の都合、直ぐなんとかなった。


こうして、
電車が遅延した彼と、ちょうどよく、落ち合えた。


お互いがタイムキーパーみたいだったこの日。


でもね、
ちゃんと逢えたけど、
逢う駅をちゃんと決めてなかったって、
気付いたの途中。


日中デートはほぼこの駅だけど。
違うときもある。


2人ともすっかり思い込んでた、この駅って。


結果、大丈夫だったけど、少し怖い、『思い込み』



 こうするはず
 こうしてくれるにきまってる
 いつもこうだったから



思い込んでること。
当然って思わないようにしないと、
気を付けよう。



せっかくぎりぎり叶ったデート。
もしすれ違ってたら・・・


怖い


(でもそれすら笑えるような仲になれたら理想だなって思った😊理想の余裕)




なにはともあれ、
ぎりぎりデート。


年内最後のデート。


逢えたミラクルに感謝しなくちゃいけないってわかっているのに。


いつもより時間が短くたって。


Be happy



「充電出来た?」
笑って聞く『海』、
充電中の私に。


彼にぴとってめいっぱいくっついてるときに。


「うん」
充電出来たけど、
いつこの充電が切れてしまうかに既に怯えてた。


「でも保たないからね」
「次逢うまで絶対切れちゃうからね」
「絶対保たないよ」
「絶対寂しくなる」
「悲しくなる」


訴えてみた。
ひどく男性的な答えが返ってくる。


「〇日ならまだランチできるけど・・・」


そうじゃない


そうじゃないんだ


しかもその提案に乗れないのは私のせいだ


でも私のアピールは、
少なくても彼の耳と脳には届いてるはず。


あとは、心・・・



こんな感じで終わった、最後のデート。



「もう、そんな落ち込まないでよ~」
なんて言われちゃうほど、
お別れが悲しくてしかたなかった。


年内、最後、なのにね。


駅に向かう。
この頃は駅の手前ではぐれることにしている。


「またね」


悲しくて悲しくて悲しくてしかたない、
気持ちを出来る限り悟られないように、
私の出来る限り、
明るく言ったつもり。


背中を見送った。


離れて、
とぼとぼ、
時間をおいて、
とぼとぼ駅に向かう。


私が乗る電車。
私がホームに降りたらちょうど着た。


発車は数分後にするらしい。


空いてる電車。
がらがらの電車。


端に座れる。
スマホを取り出して、俯く。


この、帰りの時間差に、
LINEをくれることが多いけど、
この日はまだ来てなかった。


肩を落とす。
視界も下がる。
その、
下がった視界に視えたのは、
あのコート。


この日も同じストール着けて、
まるでお揃いみたい、って
にやにやしまくった、
あのまるでお揃いみたいなコート。



え・・・!!


驚きすぎて声にならない。


見上げて目で追う。
私の横に座るそのコートの人。


「俺の電車まだ来ない~」って笑う。



人目も憚らず、
思わず、
抱き着いてしまった。


「ちゅーする?」ってまた笑う。


それは人目を憚った、
心の声を無視した。


一瞬の、ミラクル。


駅の手前で離れるのは危機管理のつもりだったのに、これじゃ台無しだってわかってる、のに、なんのために、別々に帰ろうとしたの、なんて、
覆される。
悲しい寂しい気持ちが、覆されて。


これが去年の、私たちの最後のデートでした。


そのあと直ぐ、彼の電車が到着してしまって、
瞬く間にお別れだったけど。


年内最後の大サプライズでした。



運命の神様に、感謝してもしきれない。
ありがとうございます。


たくさんの偶然を、
ありがとうございました。