海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

罪である悪である

昔々、流石に今より。
若かったし、だからもっとずっと、
私にも少しは、無邪気だったり天真爛漫な、部分があった。


死んでくみたいに失くした部分。
年齢を重ねたせいではなく。


そんな夫婦だった。


少しだけ年齢差がある。
私の方が年下で。


夫はいつしかそれを盾に横柄になっていった。


話を聞いてくれない。
聞いてくれたとしても生返事。
それか、全否定。
反論しようものなら、激怒の始末。


“年下のくせに生意気” な女だったんだろう。


けして簡単に語れるわけではないけど、
私は、
小さな結論を出した。
子供を育てられればいい、
それだけでいい。
それ以外を望まず、生きて行こうと思った。



少しだけ、
もう私は誰かに甘えたり出来ないんだなあって、
思ったときにものすごく絶望したけど。


とはいえ、それでいいって決めたのは自分だったし、
だからそれで良かった。



だから。



『海』に出逢えて、嬉しかった。



そんな風に始まって。
だからって、罪悪感が全くなかった訳じゃない。



そして。


この年。


夫に変化が訪れる。
私が離婚を告げたからか、
夫が父を亡くしたせいか、
推測でしかないけど。


私への接し方が反転した。


戸惑う。


・・・ていうかシたいだけなんじゃない?とも思う。


夫の性質は、流石によく知ってるし。
一時的なものの可能性も大いにありえるし。


それでも、私に向けられる気持ちは目を背けても伝わってくる。


愛されている、らしい、私。


今更、どうしていいかわからなかった。
私の気持ちを多く殺してきたくせに。


でも、夫婦のカタチを維持するしかない。
不本意でも。


私に歩み寄っているけど。
私は本心も本音も殺してる。
何を言えば揉めるか、わかっているから、
めんどくさいから、言わない。
だから、『従順』に映っているだろうと思う。
そういうのが好きなのも知ってる。


ほんと、困った。
無関心なままで良かったのに。


だからここで、
また改めて、
罪悪感に向き合うハメになってしまった。


私に冷たい無関心でいたから、
という大義名分が奪われて。


自分がしていること、
これが明るみになったらどういうことになるか・・・


改めて見詰めなおすことになった。



大義名分があったから、
だからこそ私、考え方が甘かったんじゃないかって。
どこか流れに甘える部分、あったと思う。


わざと過去の辛い記憶、呼び起こしたりして、
痛みで痛みを紛らわせたりなんて、不毛なこともした。


このとき、まだ真夏。


苦しさから逃れるために、何かを手放すのではなく。
全て手に入れるために、どうするか。
『海』と別れない。夫とも別れない。
選んだ。


「浮気は男の甲斐性」という言葉があるけど。
女が言うとなんか狡さが際立つけど。
狡くてもいい。
上手に立ち回る、絶対に絶対に。


そう思ったのでした。



そう決意して。


ココロが弱って、不安になると、
認めたくないけど、負けそうになる。


『罪悪感』


『海』と逢えないと、寂しい反面、
ココロの影で、ひっそり湧き上がる安堵。



どうしても、つきまとう。
それは、当然。
怖くて、当然。
当然、当然。


怖い。


当然。


必要なアナライズ。