ガラスの世界
この世界。
最初は独りで。
ただ苦しんでいた。
同じ思いを抱えているお仲間が、
まさか白日の下にその身を晒しているなんて、
想像もつかなかった。
辛い辛い辛い。
なんでこんな恋しちゃったの。
どうしていいかわからずに独りで泣いていた。
そんなときに出会った世界。
嬉しい、なのかな。
安堵、なのかな。
独りじゃないって、心強かった。
皆さんがこの世界にいてくれて、
本当にありがとうございます。
少なからず、私は救われました。
ガラスみたいな世界。
わざと、カーテンもひかずに。
まるでガラスみたいな世界。
きっと衝撃で脆く崩れる。
その破片が、誰それを傷付けてしまうことを、
痛いくらいに知っている。
そっと、そこにいる。
傷付けたいわけじゃない。
そっと、そっと。