海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

渇望

今週私に突如訪れた、3連休。
お休みだとはいえ、朝は通常通り。
いつもの時間に起きて仕度して。


でも送り出してしまえばそのあとのんびりできる。
だから、夜更かし出来るチャンスの3日間だった、のに。
ほとんど出来なかった。
うち1日は何故かグラス1杯で酔っぱらってしまった私のせい。
それを差し引いても。
全然ゆっくり話せなかった。


トドメの未読スルーで心配最高潮に達してしまったけど、
彼の魔法で、癒されて。


その夜。
休日前のその夜。
LINEでやりとり。


まずはごめんって。
来週、週明けのデート無理になっちゃったって。
週末でもいい?って。


今日5分間逢えたから、大丈夫。
なんて。
嘘、全然大丈夫じゃない。
ぎゅーってしたくて出来なかったのに。
でも仕方ないもんね。
週末でも大丈夫。


そんなやりとり。
そして。
休日前なのに、
「ごめん、今日はもう寝るね」って。


・・・そっか。
しゅん。
きっと。
あしたお出掛けするんだろうな。


「おやすみなさい」


5分間の魔法、切れそう・・・


この週末は長くなりそうだな。
やだなあって思った。
やだな。


私の頭の中から週末を消去しなければ。
何もないからって。
覚悟した。
ら。


期待してなかった、LINEが届いた。


「昨日ごめんね。
 今出掛けてるから
 帰ったら連絡するよ」


夜あんまりラリーできなくって、
ごめんね、って思ってくれたんだあ。
ごめんねって私を思い出してくれたんだなあ。
お出掛けの報告は、少し複雑。
やっぱりかあ・・・って。
まだ帰ってないって。


お腹空いてた動物みたいにたった3行のLINEにぱくぱく喰いついて、
たくさん思った。
それだけ心が手持ち無沙汰だった。
今週あんまり話せてないから、
圧倒的に渇望している。


 帰ったら連絡するよ


待ってていいんだ!
待っちゃうよ!



彼が帰って落ち着いたころ、
こともあろうに私がばたばた。
LINE、届いてたのに。


私が返したときにはもう遅かったみたいで、
私のLINEにまた未読で、
たぶん寝ちゃったんだろうなあって思ったけど。
なんとなく待っちゃった。
寝れなくなっちゃった。


でも、今回はなんでか寂しくならなかった。


それはやっぱり予想通りだったから?


彼から、「返事待ってたら寝ちゃってたごめん」って。
待っててくれたんだなあって嬉しくなった。
眠る前まで彼の中に私、いたのかなあって。


もちろん話せるのが一番だけど。
それが出来なくても落ち着いていられた。


未読でも平気だった。


予想外のLINEが嬉しかったからなのかな。
それだけお腹空いてたのかな。


渇きは潤されてないけどね。

魔法使いの恋人

久しぶりに何度も何度も、いつまでも未読のままのメッセージをこの眼と心に焼き付けた。
結局空白には、幾らでも想像の余地が広がってしまうの。


わかってる、と思っても。
じわじわ広がる嫌な不安。


彼からやっとLINEが来るまで、ほんと苦しかった。




話は変わりますが、何馬鹿なことをと思われるかもですが、
ここ最近で私たち、魔法を習得しました。
幾つかの条件が一致する下でしか発動できないのですけど。
上手く唱えられたとして、せいぜい効き目が5分程度の、
逢いたくて逢えるだけの、魔法。
恋人の魔法。



先日の苦しい未読に、不安になった私に、彼が提案した。
魔法の詠唱。
逢おうって。


いつかこの魔法が使えるときがくるってわかっていたけど。
いざ使うとなると、ドキドキする。


逢えるかな。


初めての魔法、上手に出来ない。
なかなか上手く巡り合えない。


手がかじかむ。
氷のような空気。
指先がきーんってなって。


そして、やっと逢えた・・・


嬉しい。
逢えるの嬉しい。
でも、
こんな日常にこんな魔法なんか使ってマズくないの?
って聞いたら、
「だって寂しそうだったからさ」って言って、
逢いに来てくれた。


この魔法は秘密の魔法。
周りに知られたら大変。
本当はこんな一般人の前じゃ使っちゃいけないかも知れない。
見られたら大変。
少し離れて歩く、2人の距離が妙にリアル。


なのに、彼にまとわりつきたくて、ぎゅーってしたくて、私は気持ちを抑えるのが大変だった。
冷えた指先だけでもぴとってくっつけたかった。


やっぱり “本物” が目の前にいると、違う。
ゆらゆら揺れるベクトルが、一斉に折り目をただすような。


好きって。
ありがとうありがとうありがとう。
嬉しい。


たぶんほんと5分くらいだけど、一緒にいられた。
嬉しかった。


魔法が消えるときに、頭ぽんぽんして、またね、って消えて行った。
魔法使いの恋人。


逢いに来てくれてありがとう。

私が彼に出来ることが、見付かった。


だから、それする!!
って言っても、「ダメ」の一点張り。


そんなことより自分のことしなさいって。



私があなたの為に出来ることなんてそう多くないじゃないか。



前も別のことで、私に出来ることあって。
でもやっぱり、「そんなことしちゃダメだよ」って。
この件に関しては私も彼も知識不足でどちらの言い分が正しいのかどうか、わからないんだけど、とにかくダメと諭された。


・・・このときは。
「大切な人にそんなことさせられない」なんてそんなこと言われちゃったら、
それ以上何も言えなかった。



再び冒頭の、この『私に出来ること』の話をめげずにしてはみるものの、反応は同じ。
ちょこっと強引に話してみたら。
あらら。
反応止まった。
既読のまま。
忙しくなっちゃったかな?



「今日も遅いの?」
耐えかねてそう尋ねたものの、これが一向に既読にならない。
連絡が断ち切れた。


まさか怒った?なんて彼に限ってないんだけどね。
私は子供なので未読スルー既読スルーで怒りアピールしちゃうことあったけど。
彼はしない。
そもそも彼、怒ったことあったっけ・・・?
「怒るよ?」とは言われたことあったけど、それまでだったしなあ。


とにかく。
未読が続いた。
終電の時刻。
終電前に帰れたとして落ち着くであろう時刻。
終電に乗ったらなら帰宅するであろう時刻。
真夜中に。
朝が来ても。
1日が動き出しても。
いくらなんでも起きてるだろう時間。
いくらなんでも家を出てるだろう時間。


ひさびさに嫌な未読な時間が続いた。
つい最近、LINEの不着もあったことだし、それかも知れないのに。
冷ややかな不安が滲むように胸に広がる。
嫌な不安。
この感触にはいつまで経っても慣れそうにない。


泣きそうなくらい不安になってしまって、
やっと届いたLINEに
泣きそうなくらい安堵した。



忙しいのは知ってたの。
結論、何も出来なくなるくらい、忙しかったみたい。


いっぱいいっぱい嫌な想像してしまってたから、
たくさん心配した。


いっぱい心配したよ。


こんなに心配するの辛かったけど、
彼の仕事の状況もそれ以上に深刻な状態だった。


心配してたこと。
彼の体調を気遣っていること。
それだけLINEで返した。


断たれちゃったらどうしようかと、思っちゃった。
何も出来なかったくらい、疲れてたなんて。


不安だったけど不安だったなんて言えなかった。
心配した。
彼、大丈夫かな。



疲れてるはずなのに。
彼は私に応えてくれた。
私の気持ち察してくれていた。


魔法のような、時間をくれる。


(続く)

皆さんのブログをいつものように回らせて頂いて読ませて頂いていて、最近・・・



自分だったらどうする?って
思い当てはめて、答えが出せない内容の記事に、いくつか巡り合った。


(今思いつく限りのコメントを残させて頂いた方もいるけど。何も言わないで逃げるみたいのは嫌で、でも大したコメント出来なかったなあ・・・って思ってます。おこがましくも気になっているけど上手く言えなくてもどかしい。)



ただ、
答えを今は出せないからと言ったって、私だって無関係じゃないこと。
答えを出すためじゃなくても、今書ける分だけでも書いてみようかなと思ったテーマ。
いつか向き合おうと思っていたテーマ。


すごく辛い・・・
でも他人事じゃないのにな。


自分のブログなのに書けないとか。



ラブラブなブログに憧れたのは。
この恋の不都合な部分から目を背けるためじゃない。
楽しいことだけ考えていられないってわかってる。



少しだけ言えるのは。
悩むのも迷うのも立ち止まったり何も考えられなくなったり傷付いたり傷付けたり、はつきまとってしまうと思う。簡単に言葉で言い表せるなんて出来ない。


平然と、もしくはむしろ華麗にこの恋を立ち回っている方がいたら、たぶん少なくとも私とは本質が違う。理解する必要のない世界と思う。


同じ世界にいる方の幸せをとても願う。
『私たちならではの』幸せを。


それは私にもまだあやふやで未知数で。
なかなか手強い。
でもきちんと向き合うつもり。

アフター

明けた翌日は、彼が私の様子を気に掛けてくれているとわかる、LINEが届いた。
私の機嫌と、私とスマホとの距離を計っているだろうなと思える、LINE。


前日は、ただ哀しくて、だけどそれを見せないように話をしたつもりだったけど。


この日のLINEに私はすぐ返せる状態だったから即、
彼から電話が掛かって来た。


でも・・・
私、今日は子供と一緒だよって言ってたはず。


我が子のクラス、学級閉鎖をくらってしまって。
予期せず3連休をすることになってしまった。
こればっかりは仕方なく。
その3日間のうちに、彼とランチ行こうって約束した日があったのも、仕方なく。


響くコールにだいぶ迷った。
ちょうど、うちのこ、夢中になって遊んでいたときだったから、応えた。


「もしもしー!」
私の通常のテンションはこれくらい。
それを彼は、「元気そうで良かった~」なんて言った。


子供の手前、通常通り電話に出ながら。
昨日、私が元気なかったことに気付いてくれたのが、嬉しかったりもする。
複雑な電話口。


私の状況を軽く説明して。
そっか、ごめんね、と。
元気なさそうだったから気になって電話したんだ、と。


・・・元気ないもん、って小声で伝えて。
電話ありがとうって言って終わった。



元気なかったこと、それに気付いてくれて、嬉しかった。


そしてその後夜になったら。
「すっごい忙しい」
なんて彼からLINEが。
「大丈夫???💦」
「終電までには帰れるから平気だよ」
なんて、やっぱりどうしても心配になってしまって、帰れたかなあって気になって、その時間の頃、
「帰れそう?」って送ったら、
「今から帰るね」って届いて、ほっとした。


そしてそして。
今日は彼から「ただいま」って届いた。



・・・あれ?
この流れ。
前日の流れに似てる。


今度は「ただいま」って帰って来た。


こんなに早く、あのときの気持ちがフォローされた。


たまたま?気のせい?いずれにしても。
少し、救われた。


運よくフォローが入ってくれたけど。


でも私ももうちょっと言えるようになろうって思った。
みなさまから、きらきら前向きパワー、もらって。



少し前にも彼にも言われてた。
いや、ずっと前かな?
最初からかな?
「ちゃんと言わなきゃわからないよ?」
これは、なんでも聞くからなんでも話してね、の意味だと思った。


言えない私。


ただ、私に言わせてもらえば。
『当社比』でこれでも進歩、だいぶしている!(笑)


待っててくれてるの、知ってる。
嬉しいって思ってる。


ゆっくりしか進めないけど。
頑張っても不器用だけど。
でも大切に進んで行くからって思った。