海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

続きの前に

少し、時間を遡る。


ーーー


彼が体調を崩した。


 大丈夫?
 どんな感じ?


LINEで聞くしか出来ないけど。


 大したことない
 明日中には必ず治す!


ほんとはデートが、控えてた。
それが中止になったって、それは本当に仕方ないから気にしてないんだけど。


結局インフルだったらしい。


大丈夫かなあ?
相変わらずただ様子を聞くことしか出来なくて。


病人に返事を強要するつもりもなくて。


半日から1日遅れに届く、お返事。


どうしても気になってしまう。
状況を、聞いてしまう。
そろそろ、復帰して出社したころなんじゃないかなって、思った頃、
「今日は行けた?」
そろそろ行ってるんじゃないかなって思って。


その日の夜遅く、返事が来た。
「うん、今帰り~」
終電間際の時刻。


そっかあ。
治って良かった。


きっと間違いなく。
皺寄せが来てるはずよね。
だから、忙しい。
だから、私への返信は、仕事終わったあとになるのも理解できる。
それどころじゃないもんね。
忙しいはず。
忙しいんだから。



心配してたのにな


私のこと
安心させてくれようとは
思ってくれなかったんだなあ


ぽつり、思った


(つづく)