海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

禁断の

私は、夫とのこと、
いろいろ思う思いを、
彼に話すつもりは全くないんです。


辛いとか苦しいとか悲しいこととか。


そういうつもりで彼と出逢っていない。
このことで彼に頼るつもりは全くなかった。


こないだの、離婚寸前まで思い詰めたあのときも。
ブログでは少し(だいぶひどく)こぼしてしまったけれど。
実はまだ、発信者でありながら無責任ですがあの頃の記事を一度も読み返せずにいる。
誤字とかあったらどうしよう、とか思うけど、
まだ今も、振り返るのも辛い。


このときも、『海』に何も話さなかった。
だけど、私には『海』がいるということ、
それはとてつもなく大きな、心の支えだった。


『海』に話さないでも、耐えていられてるって。
それは、少し私の自信だった。


彼に話さないこと。
私の拘りだったし、
ルールだった。



あのとき、耐えられたのに。


つい最近、
ふと、ぽつりと、彼にちょっとだけ、
ほんのちょこっとだけ、
こぼしてしまった。


そしたら
「逢いに行こうか?」
「飲みにでも行くか?」
って
届いた返事。


外にいたのに、涙がぼろぼろ溢れそうになってしまってとても困った。


これは、危険。
禁断の果実みたい。


ちょこっとつついただけで、
こんなに芳醇で甘美な危険な香りがする。


甘い世界。
全て委ねることへの甘い誘惑。
もしも、・・・たら。
もしも、・・・したら。
なんて。
軸がぶれそう。



だから慌てて、彼にこのことを話さないと決めた、
『理由』を思い出そうとした。


もう遅いのかな。
もう揺れてるかな。


理由に確信を持てない。


どうしてそうした方がいいって思ったのか、
確信に迷っている。



確実に甘い甘い果実みたいな。
目の前に。
くらくらしそうなほど、
焦がれそうな。


今はそれに手を出したら、ダメってことしかわからない。
取り返しがつかなくなってしまうかもしれない。


これも理由だったのかな。
これが理由だったのかな。


目の前の甘い世界の誘惑。
狂った果実かもしれないけど。



その存在を知ってしまった、少しだけ。