シのゴの
また、時間を戻します、
シ月アタマくらいの、
海鳴りのあとくらい。
LINEが減ったことは
飽きたとか嫌いになったとかじゃないと、
確認出来たことで大きく安心する。
なによりも
このときたくさんラリー交わせたことが、
すっごくすっごく、嬉しかった。
まあ、でも、
減ったことには変わらないんだけど
それでも、
それより、
私からの発信、私比で多めに心掛けて、
いままでの、いつもあった、
『私たちの可愛いLINE』←自画自賛
そこに返り咲いて、
花冷えに長引いた桜の花のように、
ずっと、嬉しかった。
明ける春休み。
即、日常とはいかないもどかしい。
新学期がスタートした週から即、逢えるタイミングを探してくれる。
〇曜日にランチ行くのがやっとかも
って
それでも、全然、嬉しかった
ただそのころ、
私が私のおうちのことで、
かなり手負いの状態、
上手くデート出来るかな・・・
不安になる。
このときも、
哀しい私を見せちゃいけないって思ってて・・・
さらに。
このときほとんど食欲ゼロの状態で、
ランチに行くの、
どうなのって。
どうやったら、
私がほとんど食べなくても成り立つランチデートが出来るかなあと、試行錯誤。
来たる当日。
『海』からランチデートにしては珍しく、待ち合わせの指定が届く。
いつもより早い時間と、いつもは指定しない待ち合わせ場所。
?
って思いながらも、
はーいってお返事。
なにか考えてそう
そう思った
なにかはわからないけど
ほとんど何も食べられない私でも
いけるとこだといいなあと願いながら、
待ち合わせ
公園の見える場所
猫がお散歩してる
眼福~٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶
見惚れていたら
後ろからハグ
わ
驚いて照れちゃって、
猫がいたのって、
嬉しいのを猫のせいにして
「お腹空いてる?」
肩を抱かれて、
既に歩き出しながら、
どこかに向かっているように、
聞く。
?
ランチデートの名目で来てるのに、
お腹空いてないって答えてもいいの???
「あんまり・・・?」
迷って少し曖昧に答えたら、
もっとぎゅっとされて、
耳元にほとんど唇つけるみたいに言う、
「部屋取ってあるんだ」
え・・・・・!!
は心の中だけで叫んで、
だってだって時間ないんじゃないのとか、
『海』の職場の極近くなのにどこでとか、
こんな初めてのデートパターンに、
どうしてとか大丈夫なのとか、
たくさん言った気がする、
覚えてないけど(笑)
「キスだけじゃ我慢出来ないんでしょw」
それは、確かに言ったけど。
前日。
久しぶりに逢うから、
「いっぱいキスしようね」って言う『海』に、
嬉しくて、
ちょっぴりにやにや、
「キスだけで我慢出来るの~?w」なんて、
からかった、のは覚えてる。
ハグ、いっぱいするんだ♡って、つもりで。
思いがけない展開に、心臓バクバク。
正味2時間もなかった。
『海』の職場のテリトリーで。
こんな。
まるでこんな、
逢いたくて仕方なくて仕方なかった、みたいな、
逢い方を、
して。
お部屋に入って
扉を閉めて
2人きり
久しぶりの
「逢いたかったよ」
私にいちばん近い場所で
私だけが聴こえるぎりぎりの声で
それだけ囁いた
響く
あとは声にならない