海はひろいな『第二章』

婚外恋愛ブログです。好きだから好きなのに。

許されないことなのは重々承知です。
不愉快だと思う方はどうぞスルーでお願いします。

アンカーポイント

『海』と付き合うために、家事や育児を疎かにしないのは当然として。
その他にも少し自分で課していた条件のうちの1つが、微妙な状態になってしまった。


条件なんて言ってるけど、例え条件を全てクリアしたから許されるだなんて思っているわけではないんだけど。
いわゆる自分への気休め。
最低限の条件を付けて自分へのアンカーポイントにしている。


罪悪感はいつもついてまわるけど。
この頃はその揺れ幅がひどい。
この前の夜デートで泣いてしまったのは少なからずその影響もある。


よくよく複雑な恋愛だなあとは思う。
心を切り替えて。
気持ちを切り替えて。
心も気持ちもここにいない誰かのものなのに。
自分に自信がなくなる。
いつまで大丈夫なんだろうって。
不安になる。
私が不器用すぎるだけなのかもしれないけど。



「逢うの気が引ける?」
私の今の微妙な状態を『海』に説明していたら、言われた。
こういうとき男の人は要点を掴むのが上手いなあって思う。
いきなり核心をつかれて、驚いてしまうけど。
その通りなんだ。
用意してた言い訳や理由の枝葉を抱えたまま思う。


罪悪感が大きく揺れる。
自分で決めた条件も達成してないし。
せめてこの揺れに自分がぶれずにいられるまで。
条件もすぐクリア出来るから。


理由を説明して少し待っててもらうつもりが、
思いがけず私の気持ちを知ってもらえた。
好きだから、好きなのに、苛まれる感情を知ってもらえた。


この先いつまでもつきまとう感情を、
私1人じゃ持て余しかけてた。
逢いたい。逢えない。



  じゃあ強引に誘うよ?
  俺が逢いたいから時間作ってね
  凪は仕方なく時間作って来るんだからね
  しょうがないなあって
  そこまで言われて断れなくって
  逢ってくれるんだからね



そう言って救ってくれました。
救いの手。導きの手。
その手で守ってくれた。


嬉し涙がぽろぽろ溢れて。


ずっとその手を離さないで。